GEが増資を受けるようですね。
2008/10/03 Fri 15:23
イヤイヤ、今回も経済ネタです。
なんかこのブログのテーマにそぐわないようなものを取り上げているみたいですが、ちゃんとオチでは繋がりますので・・・・そう、どうして私奥の家♂が自然養鶏をやっているのかという理由に最後は繋がりますので・・・
(ただ、そこに辿り着くまでの道程が長いので、実際に辿り着けるかどうかは保証の限りではありません。)
さて、米国からこんなニュースが飛び込んできましたね。
(アサヒ.コム10月2日付)
「米複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)は1日、総額150億ドル(約1兆5900億円)規模の増資計画を発表した。少なくとも120億ドル相当の普通株を一般投資家向けに発行し、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイも30億ドル相当の優先株を引き受ける。
バフェット氏側は、優先株の引き受けとは別に30億ドル分の普通株を、今後5年間の期限内であればいつでも買うことができる権利(ワラント)も手にする。GEは大型増資に踏み切ることで財務基盤と資金繰りを強化する方針だ。
収益の約半分を金融部門で稼いできたGEは、サブプライム危機のあおりを受けて事業環境が悪化している。7月には「レイク」ブランドで展開する日本の消費者金融子会社の売却を発表。全社的な事業の見直しに乗り出したが、9月25日には08年12月期の業績見通しを下方修正した。 」
GEは、かの発明王エジソンが創設した会社で、元々は電気照明からはじめり、家電などが中心の企業でした。
もちろん、ジェットエンジンの製造など今でも様々な分野で物づくりをしていますが、その収益の大半は、金融事業で稼いでいます。
記事にもあるように、日本でも、消費者金融のレイクを展開していたくらいですから・・・
かの有名なジャック・ウェルチは、選択と集中の名の下に、GEを物作り中心から金融会社に変貌させました。
これは、米国全体の流れで、金融・不動産・情報分野が主要産業となっています。そういう意味で、米国を象徴する企業と言われていますし、その規模や収益率の高さから世界最強の企業とも言われていました。
ちなみに、米国のGDPに占める製造業の割合は、統計の取り方によっても違ってくると思いますが、総じていえることは、すごく低下しました。製造業の雄である自動車産業にしても、たしか1%にも満たない占有率だったと思います。
まだまだ脱線しますが、ここに米国の底力を感じないでもありません。
米国のビックスリーの経営不振は深刻みたいですが、それでもGMの売上げ高はトヨタと同じくらいなわけです。そんなGMを抱えていても、GDPの1%にも満たないのです。
(韓国のサムソン電子は、韓国GDP全体の2割以上を占めています。)
これは、或る意味驚異的です。
そうそう、米国は世界唯一のトウモロコシの輸出国で、農業大国でもあります。そのGDPに占める割合も、たしか数パーセントにも満たなかったような気がします。
これも、或る意味驚異的です。
第1次・第2次産業が弱いわけではなく、全体の規模が大きくって、目立たないだけなのですから・・・・
ちなみに、近年これだけ日本車が北米でシェアを拡大しても貿易摩擦になっていないのは、現地生産を徹底しているからだけでなく、米国にとって自動車産業が主要産業でなくなったからだとも言われていますね。
話を戻します。
では、米国の今の主要産業は何かというと、金融・保険、情報、そして不動産・リースです。
いわゆるサービス産業と言われる第3次産業です。
この分野が米国のGDPを巨大にさせているわけです。
こうした構造を象徴している企業が、GEなのです。
そのGEが今回の金融危機で増資を受けないといけない事態に陥っているわけです。
なんという脆弱さでしょう。
そう、脆弱なのです。
米国、というか世界全体が金融危機に陥っているのだから仕方がない、と思うかもしれません。
でも、それは違うと思います。
危機にこそ盤石さを発揮するのが強固な経営基盤を持った企業と言えると思います。
金融危機で真っ先に経営不安を露呈するような企業は、たとえどんなに高収益をあげていても、脆弱な企業と言わざるを得ません。
この脆弱さはどこから来ているのか?
言うまでもなく、金融部門からです。
GEは、製造業よりも比較的容易に高い収益を上げられる金融業に力を入れ、投資銀行と一緒で、ハイリスクハイリターンな経営スタイルになっていたのです。
投機的金融業は、ギャンブルのようなものなので、当たると大きな利益を得られますが、負けると大きな損失を出します。この転換があっという間に起こるので、今回のような事態になったのだと思います。
ジャック・ウェルチは、経営者のカリスマのようになっていて、多くの経営者が見本にしている存在です。
確かに、選択と集中というスタイルは、時代の流れを掴む上で、とても重要なキーワードだと思いますし、それ自体は、なるほどと思うのですが、何を選択し何に集中するかという点では、????になってしまいます。
5年間の経営だけを考えるならば、投機的金融業もいいかもしれませんが、企業を100年、200年存続させていくには、あまりにもリスクが高いと思います。
なぜなら、一度の失敗が破綻に繋がるのですから・・・・
企業の永続性を求めるならば、もっと別の選択肢が見えてきます。
こんな時に思い浮かぶのが、日本の経営の神様と言われる松下幸之助氏です。
続きは、次回に・・・・
・・・・・・・・・・今日の徒然でした。
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さて、米国からこんなニュースが飛び込んできましたね。
(アサヒ.コム10月2日付)
「米複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)は1日、総額150億ドル(約1兆5900億円)規模の増資計画を発表した。少なくとも120億ドル相当の普通株を一般投資家向けに発行し、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイも30億ドル相当の優先株を引き受ける。
バフェット氏側は、優先株の引き受けとは別に30億ドル分の普通株を、今後5年間の期限内であればいつでも買うことができる権利(ワラント)も手にする。GEは大型増資に踏み切ることで財務基盤と資金繰りを強化する方針だ。
収益の約半分を金融部門で稼いできたGEは、サブプライム危機のあおりを受けて事業環境が悪化している。7月には「レイク」ブランドで展開する日本の消費者金融子会社の売却を発表。全社的な事業の見直しに乗り出したが、9月25日には08年12月期の業績見通しを下方修正した。 」
GEは、かの発明王エジソンが創設した会社で、元々は電気照明からはじめり、家電などが中心の企業でした。
もちろん、ジェットエンジンの製造など今でも様々な分野で物づくりをしていますが、その収益の大半は、金融事業で稼いでいます。
記事にもあるように、日本でも、消費者金融のレイクを展開していたくらいですから・・・
かの有名なジャック・ウェルチは、選択と集中の名の下に、GEを物作り中心から金融会社に変貌させました。
これは、米国全体の流れで、金融・不動産・情報分野が主要産業となっています。そういう意味で、米国を象徴する企業と言われていますし、その規模や収益率の高さから世界最強の企業とも言われていました。
ちなみに、米国のGDPに占める製造業の割合は、統計の取り方によっても違ってくると思いますが、総じていえることは、すごく低下しました。製造業の雄である自動車産業にしても、たしか1%にも満たない占有率だったと思います。
まだまだ脱線しますが、ここに米国の底力を感じないでもありません。
米国のビックスリーの経営不振は深刻みたいですが、それでもGMの売上げ高はトヨタと同じくらいなわけです。そんなGMを抱えていても、GDPの1%にも満たないのです。
(韓国のサムソン電子は、韓国GDP全体の2割以上を占めています。)
これは、或る意味驚異的です。
そうそう、米国は世界唯一のトウモロコシの輸出国で、農業大国でもあります。そのGDPに占める割合も、たしか数パーセントにも満たなかったような気がします。
これも、或る意味驚異的です。
第1次・第2次産業が弱いわけではなく、全体の規模が大きくって、目立たないだけなのですから・・・・
ちなみに、近年これだけ日本車が北米でシェアを拡大しても貿易摩擦になっていないのは、現地生産を徹底しているからだけでなく、米国にとって自動車産業が主要産業でなくなったからだとも言われていますね。
話を戻します。
では、米国の今の主要産業は何かというと、金融・保険、情報、そして不動産・リースです。
いわゆるサービス産業と言われる第3次産業です。
この分野が米国のGDPを巨大にさせているわけです。
こうした構造を象徴している企業が、GEなのです。
そのGEが今回の金融危機で増資を受けないといけない事態に陥っているわけです。
なんという脆弱さでしょう。
そう、脆弱なのです。
米国、というか世界全体が金融危機に陥っているのだから仕方がない、と思うかもしれません。
でも、それは違うと思います。
危機にこそ盤石さを発揮するのが強固な経営基盤を持った企業と言えると思います。
金融危機で真っ先に経営不安を露呈するような企業は、たとえどんなに高収益をあげていても、脆弱な企業と言わざるを得ません。
この脆弱さはどこから来ているのか?
言うまでもなく、金融部門からです。
GEは、製造業よりも比較的容易に高い収益を上げられる金融業に力を入れ、投資銀行と一緒で、ハイリスクハイリターンな経営スタイルになっていたのです。
投機的金融業は、ギャンブルのようなものなので、当たると大きな利益を得られますが、負けると大きな損失を出します。この転換があっという間に起こるので、今回のような事態になったのだと思います。
ジャック・ウェルチは、経営者のカリスマのようになっていて、多くの経営者が見本にしている存在です。
確かに、選択と集中というスタイルは、時代の流れを掴む上で、とても重要なキーワードだと思いますし、それ自体は、なるほどと思うのですが、何を選択し何に集中するかという点では、????になってしまいます。
5年間の経営だけを考えるならば、投機的金融業もいいかもしれませんが、企業を100年、200年存続させていくには、あまりにもリスクが高いと思います。
なぜなら、一度の失敗が破綻に繋がるのですから・・・・
企業の永続性を求めるならば、もっと別の選択肢が見えてきます。
こんな時に思い浮かぶのが、日本の経営の神様と言われる松下幸之助氏です。
続きは、次回に・・・・
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