金融工学は、所詮錬金術みたいなもの・・・
2008/09/30 Tue 00:36
今回も、経済ネタになってしまいます。
だって、今ここが一番面白い気になるところなもので・・・
米国がいよいよ瀬戸際に来ました。
金融破綻は、間違いないでしょう。
そもそも、米国の金融工学という名の下の錬金術は、やっぱり錬金術ですから・・・・
あまり経済の専門用語を並べてのあれなので止めますが、簡単に言えば、将来の値上がりの見込み(虚像)を根拠にして、経済規模を大きく見せかけてきただけですから、いずれはボロが出ます。
日本が陥った90年代のバブルは、言わずと知れた不動産バブルでした。
不動産価格は右肩上がりで上がり続けるという土地神話の下で、バブルはどんどん大きくなって行きました。
では、今回のバブルの神話は何でしょう?
・・・・
・・・
・・
・
米国です。
唯一の超大国と言われた米国に対する盲目的な依存、いわば、米国神話が根底にあります。
なんじゃそりゃ、と思われるかもしれません。
そもそも、米国は、ずっと貿易赤字で、巨額の財政赤字を抱えていました。
にもかかわらず、消費大国で、日本をはじめとして世界中から物を買い漁っていました。
日本の輸出企業は、自動車を代表として、国内市場が低迷しても、北米市場で穴埋め、もしくはそれ以上の売上を上げてきたのです。
じゃ、そこで得られた利益が何になったかというと、米国債というやつです。
そう、米国の国家債券を買っていたのです。
これは、日本だけでなく、オイルマネーで潤う中東諸国も、同じように米国債を買っています。
米国は、自分たちの稼ぎ(生産)に応じた分だけ消費していたのではなく、借金して輸入していたんですね。
たとえて言うと、私(米国)はお金は無いけどあなた(日本他)から自動車は買いたい、だから、借用書(ローン)を書くから、それを信じて先に自動車を頂戴な、というところでしょうか?
もちろん、借用書は紙切れですから、そこに将来の返済の見込みがなければ取引は成立しません。
ここで重要なのが、米国が政治的にも経済的にも超大国で、その通貨のドルが世界の基軸通貨であるということです。
貸手(日本など):商品を買ってくれるのはうれしいけど、代金は本当に払ってくれるんですか?
借手(米国):大丈夫ですよ、私は世界で唯一の超大国アメリカ合衆国ですよ!!
貸手:それはそうですけど・・・
借手:もし借用書を現金に換えて欲しかったら、言ってください。
いくらでも紙幣を刷りますから!!!
なにせ、世界中が取引決済に使用している最も安定した通貨ドルを発行しているんですよ!!
貸手:それもそうですね。
借手:それにね、何か文句を言って来る者がいても、それを黙らせる武力(軍事力)があるから!!
貸手:あっ、なるほど!!
借手:というわけで、自動車だけでなく、液晶テレビも、住宅も、まだまだ買いたいものがたくさんあるからよろしくね。
貸手:でも、そんなに借金すると、さすがに少しは返済してもらわないと、家族(国民)から心配の声が出て来て・・・(汗)
借手:大丈夫、大丈夫。私たちには、金融工学という錬金術があって、自分の見た目をより大きく見せるのも得意だから、まかせてください。
・・・・・
・・・・
・・・
まあ、こんな会話はなかったでしょうが、ドル(米国)神話の名の下に世界規模でバブルが拡大していったのです。
・・・・
ところで、前回、商取引には、一定期間価値を保持する仲介物が必要だ、と書きました。
現在は、国家がその安定性を保証する通貨がその役割を担っているわけですが、その前は、金(ゴールド)でした。
金本位制というやつですが、そもそも金の量に限界があるので、それ以上の通貨の流通規模にしたい時に、金の保有量以上に拡大できませんでした。
そこで、金本位制から紙幣制に移行したわけですが、そもそも国家が紙切れに固定価値を賦与しているのですから、国家間の均衡関係によって、価値も変動します。そこで、変動相場制になったわけです。
そう、通貨の価値は、有体に言えば、国家の力を表しているのです。
そんな中、米国は、唯一の超大国としての地位にあり、自国のドルを世界に通用する基軸通貨することができました。
貸手(日本などの輸出国)の方も、ドル建ての債券を持っていれば、資源国(中東など)から原材料を買う際、それを回して、もしくは担保にして、ちゃんと購入で来ていたのです。
こうして、ドルを世界中の商取引に使うことで、世界規模でも商取引が成立していたわけです。
すべては、米国の見えない力の下で・・・・
そして、超大国の米国は、基軸通貨を保証しているというその地位を担保に、世界中からお金を借りまくっていたわけです。
外貨準備高という言葉を聞いたことがあると思います。そう、外国に債務の返済に使用できる準備金(貯金)です。
この外貨準備高で、日本は中国に次いで2位(この前までは1位)なのですが、これがゼロでも全く問題ない国が1カ国だけあります。
それが米国です。
準備しなくても、ドルを好きなだけ発行できるんですから、言うなれば、無限大の準備高があるようなものです。
この無限大の保証の下で、無限大の借金ができるかのように錯覚していたのです。
でも、そもそも、これは、返済する当てのない借金です。
権力を利用してお金を集めることはできますが、いずれは限界が来ます。
借用書は所詮紙切れですから、売上金がもらえなければ、貸手の方も、生活に必要な商品が買えず、困ってしまいます。
貸手の家計(国内経済)が苦しくなれば、お金を返してほしいという取り立てが出てきます。
武力で脅したら、恐怖でなかなか声が出せず、仕方なく弱小国から取り立てるようなことが一時的にできても、いずれ限界が来ます。
どんなに世界が広くても、所詮地球規模を超えられないのですから・・・・
どんなに見せかけだけ大きく見せても、いずれ実体がばれてしまうのです。
というわけで、臨界点突破の時がやって来るわけですが、さて、これからどうなるものやら・・・
・・・・・
そうそう、今日は、韓国の情勢が気になって仕方がありませんでした。
ドル・ウォンレートがすごいことになっています。
ドルがこれだけ売られている(今日は、円高)にもかかわらず、ウォンに対しては、とてつもなく買われている。
ドル高ウォン安が滅茶苦茶進行しました。
どうも、米国よりも先に韓国が金融破綻を起こしそうです。
韓国経済の9月危機説は、何とか乗り切ったと思ったら、どうも現実化したみたいです。
次回は、韓国経済危機について・・・
あ~~~経済系ブログになってきた、やばい。
・・・・・・・・・・今日の徒然でした。
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だって、今ここが一番
米国がいよいよ瀬戸際に来ました。
金融破綻は、間違いないでしょう。
そもそも、米国の金融工学という名の下の錬金術は、やっぱり錬金術ですから・・・・
あまり経済の専門用語を並べてのあれなので止めますが、簡単に言えば、将来の値上がりの見込み(虚像)を根拠にして、経済規模を大きく見せかけてきただけですから、いずれはボロが出ます。
日本が陥った90年代のバブルは、言わずと知れた不動産バブルでした。
不動産価格は右肩上がりで上がり続けるという土地神話の下で、バブルはどんどん大きくなって行きました。
では、今回のバブルの神話は何でしょう?
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・
米国です。
唯一の超大国と言われた米国に対する盲目的な依存、いわば、米国神話が根底にあります。
なんじゃそりゃ、と思われるかもしれません。
そもそも、米国は、ずっと貿易赤字で、巨額の財政赤字を抱えていました。
にもかかわらず、消費大国で、日本をはじめとして世界中から物を買い漁っていました。
日本の輸出企業は、自動車を代表として、国内市場が低迷しても、北米市場で穴埋め、もしくはそれ以上の売上を上げてきたのです。
じゃ、そこで得られた利益が何になったかというと、米国債というやつです。
そう、米国の国家債券を買っていたのです。
これは、日本だけでなく、オイルマネーで潤う中東諸国も、同じように米国債を買っています。
米国は、自分たちの稼ぎ(生産)に応じた分だけ消費していたのではなく、借金して輸入していたんですね。
たとえて言うと、私(米国)はお金は無いけどあなた(日本他)から自動車は買いたい、だから、借用書(ローン)を書くから、それを信じて先に自動車を頂戴な、というところでしょうか?
もちろん、借用書は紙切れですから、そこに将来の返済の見込みがなければ取引は成立しません。
ここで重要なのが、米国が政治的にも経済的にも超大国で、その通貨のドルが世界の基軸通貨であるということです。
貸手(日本など):商品を買ってくれるのはうれしいけど、代金は本当に払ってくれるんですか?
借手(米国):大丈夫ですよ、私は世界で唯一の超大国アメリカ合衆国ですよ!!
貸手:それはそうですけど・・・
借手:もし借用書を現金に換えて欲しかったら、言ってください。
いくらでも紙幣を刷りますから!!!
なにせ、世界中が取引決済に使用している最も安定した通貨ドルを発行しているんですよ!!
貸手:それもそうですね。
借手:それにね、何か文句を言って来る者がいても、それを黙らせる武力(軍事力)があるから!!
貸手:あっ、なるほど!!
借手:というわけで、自動車だけでなく、液晶テレビも、住宅も、まだまだ買いたいものがたくさんあるからよろしくね。
貸手:でも、そんなに借金すると、さすがに少しは返済してもらわないと、家族(国民)から心配の声が出て来て・・・(汗)
借手:大丈夫、大丈夫。私たちには、金融工学という錬金術があって、自分の見た目をより大きく見せるのも得意だから、まかせてください。
・・・・・
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・・・
まあ、こんな会話はなかったでしょうが、ドル(米国)神話の名の下に世界規模でバブルが拡大していったのです。
・・・・
ところで、前回、商取引には、一定期間価値を保持する仲介物が必要だ、と書きました。
現在は、国家がその安定性を保証する通貨がその役割を担っているわけですが、その前は、金(ゴールド)でした。
金本位制というやつですが、そもそも金の量に限界があるので、それ以上の通貨の流通規模にしたい時に、金の保有量以上に拡大できませんでした。
そこで、金本位制から紙幣制に移行したわけですが、そもそも国家が紙切れに固定価値を賦与しているのですから、国家間の均衡関係によって、価値も変動します。そこで、変動相場制になったわけです。
そう、通貨の価値は、有体に言えば、国家の力を表しているのです。
そんな中、米国は、唯一の超大国としての地位にあり、自国のドルを世界に通用する基軸通貨することができました。
貸手(日本などの輸出国)の方も、ドル建ての債券を持っていれば、資源国(中東など)から原材料を買う際、それを回して、もしくは担保にして、ちゃんと購入で来ていたのです。
こうして、ドルを世界中の商取引に使うことで、世界規模でも商取引が成立していたわけです。
すべては、米国の見えない力の下で・・・・
そして、超大国の米国は、基軸通貨を保証しているというその地位を担保に、世界中からお金を借りまくっていたわけです。
外貨準備高という言葉を聞いたことがあると思います。そう、外国に債務の返済に使用できる準備金(貯金)です。
この外貨準備高で、日本は中国に次いで2位(この前までは1位)なのですが、これがゼロでも全く問題ない国が1カ国だけあります。
それが米国です。
準備しなくても、ドルを好きなだけ発行できるんですから、言うなれば、無限大の準備高があるようなものです。
この無限大の保証の下で、無限大の借金ができるかのように錯覚していたのです。
でも、そもそも、これは、返済する当てのない借金です。
権力を利用してお金を集めることはできますが、いずれは限界が来ます。
借用書は所詮紙切れですから、売上金がもらえなければ、貸手の方も、生活に必要な商品が買えず、困ってしまいます。
貸手の家計(国内経済)が苦しくなれば、お金を返してほしいという取り立てが出てきます。
武力で脅したら、恐怖でなかなか声が出せず、仕方なく弱小国から取り立てるようなことが一時的にできても、いずれ限界が来ます。
どんなに世界が広くても、所詮地球規模を超えられないのですから・・・・
どんなに見せかけだけ大きく見せても、いずれ実体がばれてしまうのです。
というわけで、臨界点突破の時がやって来るわけですが、さて、これからどうなるものやら・・・
・・・・・
そうそう、今日は、韓国の情勢が気になって仕方がありませんでした。
ドル・ウォンレートがすごいことになっています。
ドルがこれだけ売られている(今日は、円高)にもかかわらず、ウォンに対しては、とてつもなく買われている。
ドル高ウォン安が滅茶苦茶進行しました。
どうも、米国よりも先に韓国が金融破綻を起こしそうです。
韓国経済の9月危機説は、何とか乗り切ったと思ったら、どうも現実化したみたいです。
次回は、韓国経済危機について・・・
あ~~~経済系ブログになってきた、やばい。
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