ブナの森は天然のダム
突然ですが、日本最後の清流と言われる四万十川の中でも、最後の最後の清流と称される黒尊川という支流があります。
この支流ですが、不思議なことに、雨が降る前に水量が増えることがあります。
雨が降った後ではなく、前に、です。
地元の人は、川の水量が増えると、これから雨が降るのだと判断するそうです。
どういうことでしょう?
普通は、逆ですよね。
雨が降ったから、雨水で水量が増えるならともかく、雨が降っていないにもかかわらず、突然水位が上がるなんて・・・
真っ先に考えるのは、中下流では降っていなくても、上流で降っているから水位が上がったのだというものです。
私もそう考えました。
が、違うそうです。
黒尊川の源流付近には、四国最南端のブナの森(日本最南端は、鹿児島県の高隈山です)があります。

ブナの木には、大量の水分が含まれています。
ブナは、漢字で”橅”とも書きますが、江戸時代の頃は、まさに”木では無い”という言葉通り、使いようの無い木とされていました。それは、その水分含有量があまりにも多いので、細工をしてもどうしても狂いが生じてしまい、使いものにならなかったかららしいです。
それはともかく、このブナの森ですが、雨が降る前に、その身体の中に貯えてあった水分を放出して、雨が降って新しい水が供給できるよう準備をするらしいのです。そうやって、ブナの木は新陳代謝するらしいのです。
黒尊川の水位が上がるのは、ブナの森が雨の前の準備で放出した水の為だったのです。
森は天然のダムといわれますが、木では無いとさえ蔑まれたブナの森は、まさにその通りだと言えるでしょう。
そして、黒尊川の水がとりわけ澄んでいるのも、この森によってろ過されているからでしょう、きっと・・・
山奥で生活するということは、こうした森の営みを感じながら生きるということです。
森は、材木としてだけ役立つのではないのだなあ、と実感させられました。
まあ、杉や檜が無ければ、角材で鶏小屋は建てられないけど、と思いつつ、今日もせっせと鶏小屋を作っていました。
四万十川、今日の一枚。(画像をクリックすると大きくなります。)

場所は、高知県四万十市西土佐の黒尊渓谷源流付近です。
もう少し行けば、ブナの森が待っています。
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この支流ですが、不思議なことに、雨が降る前に水量が増えることがあります。
雨が降った後ではなく、前に、です。
地元の人は、川の水量が増えると、これから雨が降るのだと判断するそうです。
どういうことでしょう?
普通は、逆ですよね。
雨が降ったから、雨水で水量が増えるならともかく、雨が降っていないにもかかわらず、突然水位が上がるなんて・・・
真っ先に考えるのは、中下流では降っていなくても、上流で降っているから水位が上がったのだというものです。
私もそう考えました。
が、違うそうです。
黒尊川の源流付近には、四国最南端のブナの森(日本最南端は、鹿児島県の高隈山です)があります。

ブナの木には、大量の水分が含まれています。
ブナは、漢字で”橅”とも書きますが、江戸時代の頃は、まさに”木では無い”という言葉通り、使いようの無い木とされていました。それは、その水分含有量があまりにも多いので、細工をしてもどうしても狂いが生じてしまい、使いものにならなかったかららしいです。
それはともかく、このブナの森ですが、雨が降る前に、その身体の中に貯えてあった水分を放出して、雨が降って新しい水が供給できるよう準備をするらしいのです。そうやって、ブナの木は新陳代謝するらしいのです。
黒尊川の水位が上がるのは、ブナの森が雨の前の準備で放出した水の為だったのです。
森は天然のダムといわれますが、木では無いとさえ蔑まれたブナの森は、まさにその通りだと言えるでしょう。
そして、黒尊川の水がとりわけ澄んでいるのも、この森によってろ過されているからでしょう、きっと・・・
山奥で生活するということは、こうした森の営みを感じながら生きるということです。
森は、材木としてだけ役立つのではないのだなあ、と実感させられました。
まあ、杉や檜が無ければ、角材で鶏小屋は建てられないけど、と思いつつ、今日もせっせと鶏小屋を作っていました。
四万十川、今日の一枚。(画像をクリックすると大きくなります。)

場所は、高知県四万十市西土佐の黒尊渓谷源流付近です。
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